東雲楼 女の乱
東雲楼 女の乱
1994年|日本
浮くか、沈むか。夜ごと絢爛、女の館。くるわ苦界の底辺から、明治に挑んだ女たち。かたせ梨乃が華やかさと共にしっとりとした色香漂う女将・鶴を演じ、彼女を姉のように慕いながら愛する男との間で苦悩する志津には斉藤慶子が潔い演技で魅せる。また、南野陽子が顔役の情婦となり、女将の座を狙う照香役で、初の悪女役に体当たりで挑んでいる。廓の中で逞しく、したたかに生きる女たちを描いた松田寛夫の脚本を、監督・関本郁夫が熱い情念を打ち出しダイナミックに演出。明治日本のバイタリティー溢れる女たちを生々しく、美しく、絢爛豪華に描き尽くした女性文芸大作。<あらすじ>その昔、九州熊本に日本有数の廓として栄えた、壮麗華美、贅を尽くした“東雲楼”という遊郭があった。ただひたすらに男を遊ばせてもてなす歓楽の館、そこに生き棲む様々な女たちの波瀾万丈。鶴、志津、照香の三人の女をはじめ、多数の芸子たち、幾多のお茶子たちが、男への愛に身も心も熱く燃え、それぞれの業を背負って愛憎あらわに激しい火花を散らす。その執念はやがて炎と燃える女たちの大騒乱を招き、愛と憎しみと復讐のドラマは“乱美の極致”を迎える。<キャスト>鶴:かたせ梨乃志津:斉藤慶子照香:南野陽子銀龍:鳥越マリ春駒:中野みゆき福太郎:及川麻衣富丸:国舞亜矢檜垣俊太郎:本田博太郎芸者置屋の女将:赤座美代子半田:清水紘治有働喜代治:中尾彬宮川隆明:西岡徳馬山岡八兵衛:津川雅彦執行明:風間トオル<スタッフ>監督:関本郁夫脚本:松田寛夫
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